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| ビデオの画像提供 投稿者:栗田サンがでる 2010/05/31(Mon) 06:19 No.150[返信]
学術会議公開シンポ@東大のご案内
************** フェミニズムが追い風を受けているかのように見えた1980年代以降、現実には「女性の非正規」という慣行が定着し、ジェンダーは固定したままです。それどころか、男性にも及ぶ非正規化が進行する現在、男女の格差はいっそう広がっています。 なぜこんなことになってしまったのか―日本のフェミニズムが真剣に問い、回答を出さねばならない問いです。 日本学術会議ジェンダー研究分科会では、3月にCEDAWの勧告を受けて日本のジェンダー平等の状況を検討するシンポジウムを開きましたが、そのときに「雇用と政策」に議論が収斂したのを受けて、その問題に焦点を当てる下記のようなシンポジウムを企画しました。 ラウンドテーブルには「連合」の山口洋子副事務局長、フリーターズフリーの栗田隆子さんが参加されます。世代の違い、立場の違いを越えて、直面しているこの問題について徹底討論する機会にしたいと思います。フロアからのご発言もいただきますので、ぜひ多くの方、さまざまな立場の方のご参加をお願いします。 ジェンダーの構造を変えなくては、日本は沈み続けるだけだということを、ジェンダーに関心の無い方にもぜひ認識してもらいたいと思います。 企画担当:落合恵美子・岡野八代
日本学術会議社会学委員会ジェンダー研究分科会シンポジウム 「ジェンダーから展望する新しい社会のしくみ:女性の貧困・雇用・年金」
深刻化する貧困と失業、年金など社会保障制度への不信など、現在の日本社会が機能不全に陥っているのは誰の目にも明らかです。しかし、明快な原因解明も、信頼できる代替案の提案もなされず、「新しい社会のしくみ」はなかなか見えてきません。 本シンポジウムでは、女性の貧困・雇用・年金に深刻な形で表れているこの社会の問題点の検討を通じて、「失われた20年」に終止符を打ち、日本を再生させるためには、ジェンダー役割を組み替える新たな社会の枠組み作りが不可欠だということを、学術的な根拠をもって主張していきます。近代の変容についてのマクロな歴史的展望と、ヨーロッパとアジアの諸社会の経験に学ぶグローバルな視野をもった冷静な分析から、現実的な政策転換の方向性の提案につなげていきます。 ラウンドテーブルでは、雇用問題に直面する若い世代や労働組合等の方々と研究者との対話の機会を設けて、より具体的な問題や政策を論じます。
場所: 東京大学文学部1大教室 (地下鉄東大前、本郷三丁目駅より徒歩 正門から安田講堂に向かって右手) 日時: 2010年6月13日(日) 13〜17時 全体司会:岡野八代(同志社大学教授・日本学術会議連携会員) 13:00-13:10 開会挨拶:岡野八代(同志社大学教授・日本学術会議連携会員) 13:10-13:40 ビデオ「女性の貧困」上映(土佐尚子監督+阿部彩・岩井八郎・落合恵美子) 13:40-13:50 企画の趣旨: 落合恵美子(京都大学教授・日本学術会議会員) 13:50-14:30雇用への展望:大沢真知子(日本女子大学教授) 「日本型ワーキングプアの本質」 14:30-15:10 政策への展望:大沢真理(東京大学教授・日本学術会議会員) 「再分配が深める貧困大国ニッポン」 15:10-15:30 休憩 15:30-16:50 ラウンドテーブル 司会:落合恵美子 山口洋子(連合副事務局長・女性代表) 栗田隆子(フリーターズフリー組合員)他 16:50-17:00 閉会挨拶: 江原由美子(首都大学東京教授・日本学術会議会員) *共催 京都大学グローバルCOE「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」
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製作者の「立ち位置」 京大の貧困?ビデオ 2010/07/20(Tue) 16:29 No.151
組合名誤記パートの年金適用誤解おはずかしい草摘み老婆像(都市の路傍の草は除草剤付き)絶對貧困に黒人幼児と外国のスラム ほんとひどくて「訂正」と落合氏から「女性と貧困ネツト」にメールがきているのにwan.or.jpでは岡野某が岩波本の紹介の末尾で「貧困」ならこのビデオみるようにと 「宣伝」している。 年収1000万クラスの国大教授職が男女共同参画系国費で こんな ビデオ作成し恥ずかしげもなく「紹介」する学者魂の「貧困」の証明。 |
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ようやく YOUTYBEから削除 京大の貧困ビデオ 2010/07/27(Tue) 11:30 No.152
「女性と貧困ネツト」5名位連名して 各画像 黒人幼児 老女 老夫婦 パート 街頭男女 みな おかしい コメント誤り(中小企業に年金無し × 根来さんの労組名誤記) アニメ画像のww 沢山項目記述
京大サイト告知↓ --------------------------------------------------------------------------------
ビデオ「女性の貧困」につきまして 仮公開期間中にいろいろご意見を頂戴しましたので、現在、ご意見を反映するための再編集作業を行っております。 その間、公開を一時停止いたします。
ご迷惑をおかけしますが、よりよい作品に仕上げたいと思いますので、どうかご理解ください。
再公開は9月頃になる予定です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「頃」が微妙ですね 私見ですが 物理的に画像入れ替えても 「作品」の質は かわらない
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「主婦」ヘイトスピーチ 投稿者:國澤静子 2010/04/09(Fri) 11:59 No.145[返信]
ヘイトスピーチの特性は概括すれば マイノリテイ内の重層的な階層内の 上から目線「蔑視」が立ち位置だといえる。
フェミ系で諸問題をはなしあうとき 言語化しなくても 「主婦」へのヘイトスピーチを支持する気分がある。
☆特に労働問題では「同一価値労働同一賃金」が自己の職場とゆう具体的な場でも「性差別解消」との大目標でも金科玉条の闘争ツールである。均等法恩恵受益層にはわかりやすく「取りやすい」提起であり 研究学者層もおおい。もちろん 労組等で具体的に労働内容を精査する段階でどうしても「贔屓」引倒し現象がでるw ☆がいま女性の派遣法該当者の 労働問題を話すとき また この「主婦ヘイト」が遠因の 見誤りがある。 なにしろ 1985年女3分割説さえ 藤原千沙さんが整然とのべても アカデミア序列でジェンコロ(上野ー大沢 え?そうゆう論文あるの??注1)では無視されている。 スーパー系の御用学者の「主婦パートこそ非正規」との視点 が鮮烈な印象をもたらすのも いままで意識上主婦パートは派遣と見てないことの裏返しである。
0均等法対象者 0派遣法対象者 0パート法対象者 3号被保険者創設以降の この階層の2分別 (時給労働者と定置しないと 社会的通称や雇用形態で 労働の性格は包括できない)
この85年3分割策動の 派遣 がいま闘争課題であり その下にある 最下層(数はおおいがw)は今後の問題課題である。 |
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| 場 所 東京ウィメンズプラザホール 國澤静子 2010/04/10(Sat) 16:20 No.147
女性と貧困ネットワークです。 クロスポストご容赦ください。いよいよ明日に迫ってまいりま したので、再送いたします。
(下記転送歓迎) ☆________________☆
払えない? もらえない? 税金 年金 性や生き方にに中立な政策を
お話 大沢 真理さん 日時 4月9日(金)18;30 開場 18:15
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場 所 東京ウィメンズプラザホール http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html (地下鉄表参道より10分、渋谷駅から15分)
税・年金ここがおかしい!一言発言
国会から 小宮山洋子議員 福島みずほ男女共同参画特命大臣からのメッセージあり
資料代 1000円(経済的に困難な方はお申し出により500円)
新政権が発足して半年。子ども手当の創設と同時に、税や、 年金の仕組みが変わるといわれています。多くの女性を安いパ ートに固定化してきた配偶者控除の廃止も課題にあがっていま す。もしも103万円の壁がなくなり、パートや非正規社員が正 社員と同じように(均等に)扱われ、女性たちがもっと活躍で きるようになったときを想像してみてください。所得再配分機 能を上げるために所得の多い人の税率を元に戻したらどうでし ょう。非正規の若者やパー ト主婦の年金を一元化して最低保 障年金があったらどうでしょう。母子家庭の貧困率下がるはず です。 いま、社会政策の転換期です。 女性でも男性でも、子どもを産んでも、シングルで生き続けて も、結婚に失敗しても、性や生き方に偏らないで、働いて年金 や医療や福祉を受けられる、だから税金も払える、でも働けな いときには保障がある、そうした政策転換ができる大 チャンス。税や社会保障、手当、働く在り方すべてをジェンダ ー主流化することで、もっと生きやすい社会を実現しませんか 。
講師プロフィール おおさわ まり 東京大学社会科学研究所教授。経済学博士、 生活経済政策研究所所長、税制調査会専門家委員会委員長代理 。近著:Gendering the Knowledge Economy, Comparative Perspectives, co-edited with Sylvia Walby, Heidi Gottfried, Karin Gottschall: Palgrave Macmillan(2007 )、『現代日本の生活保障システム 座標とゆくえ』岩波書店 (2007)
情報保障あり
主催 払えない? もらえない?税金・年金 性・生き方に中 立な政策を! 講演会企画準備実行委員会 連絡 gms0409'gmail.com 03(3780)5245/アジア女性資料セ ンター fax03(3401)3453 03(3402)3238/ふぇみん婦人民主ク ラブ
賛同団体(3/24現在) アジア女性資料センター ふぇみん婦人民主クラブ 働く女性 の全国センター ペイ・エクィティ☆コンサルティング・オフ ィス(PECO)、女性と貧困ネットワーク 常陸24条の会 ユニ オン・ペイ・エクイティ(UPE) 均等待遇アクション21事務 局 せんしゅうユニオン 婚外子差別をなくし戸籍制度を考え る会(ここの会) PEACE暴力防止トレーニングセンター 男 女共同参画をすすめる会 ウーマンネットちば ウィメンズ・ ウィングちば 在日高麗労働者連盟 全石油昭和シェル労働組 合均等待遇アクション21京都 すぺーすアライズ/アライズ 総合法律事務所 反貧困ネットワーク 臨床心理士ユニオン
賛同個人 赤石千衣子(ふぇみん婦人民主新聞編集長しんぐるまざあず ・ふぉーらむ理事) 瀬山紀子(大学研究員 DPI女性障害者ネットワーク+α) 萩原久美子 丹羽雅代(アジア女性資料 センター運営委員長)皆川満寿美(大学非常勤講師)本山央 子(アジア女性資料センター事務局長)屋嘉比ふみ子(ペイ ・エクイティ・コンサルティング・オフィス代表)稲葉奈々 子(茨城大学)清田乃り子(千葉県弁護士会 両性の平等に 関する委員会委員長) 木村涼子(大阪大学) 上野千鶴子(社会学者) 梁澄子(在日の慰安婦裁判を支える会) 永井よ し子( 介護保障を考える市民の会)井上摩耶子(ウィメン ズカウンセリング京都) 五十嵐美那子(生活思想社)池田 佳代 神永れい子(クオータ制の実現をめざす会)西山千恵 子(日本女性学会 )麻鳥澄江(すぺーすアライズ)鈴木ふみ (すぺーすアライズ)服部恭子(均等待遇アクション21京 都)但馬けいこ(均等待遇アクション21京都) 笠井弘子 (均等待遇アクション21京都 柚木康子(全石油昭和シェ ル労働組合) 広瀬麻弥(株式会社つなかんぱにー) 佐藤昌子(ふくしま連帯ユニオン)
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| 4・18こども村集会 國澤静子 2010/04/20(Tue) 00:40 No.148
「貧乏はたいへん!」から「貧乏でも安心」へ
−変えようよ!働き方と社会保障の仕組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4月18日(日) 13:00〜16:30
参加費・無料 定員40人(事前申込制) 文字通訳(*ご希望の方は、4月5日までにお申し込みくださ い)
申し込み先:kouryuあdream.big.or.jp または、FAX03-3261-3397 (女性と貧困ネットワーク) *定員を超えて参加してもらえない場合のみご連絡します。
会場:がんばれ!子供村 4F研修室 http://www.kodomomura.com/access.html http://www.kodomomura.com/pdf/ikebukuro_1.pdf(池袋から 来られる方) 〒171-0032東京都豊島区雑司ヶ谷3-12-9 当日 連絡先 090-6016-9356
シングルマザー、主婦パート、フリーター、高齢者……。それ ぞれの状況に置かれてなかなか手を取りあえない女性たち。 私たちが求める生き方・働き方・暮らし方ってなんだろう。< 貧乏でたいへん!>な状況から<貧乏でも安心>して暮らせる 社会のあり方を、一緒に考えてみませんか。女性の貧困を引き 起こす制度には社会保障や税制や労働、家族などいろいろあり ますが、現在の政権の動きとからめながら、税と社会保障、女 性の労働状況などの「制度」についてみなさんと問題共有・問 題提起ができればと思います。
【プログラム】 ■前半 グループワーク ―シングルマザー、主婦パート、フリーター、高齢者……、 それぞれの状況、その時どうなる、どうする、どんな制度がほ しい??―
★グループワークファシリテーター シングルマザー 屋嘉比ふみ子(PECO:ペイ.エクイティ・コ ンサルティング・オフィス) 派遣 伊藤みどり(働く女性の全国センター) 主婦パート 大矢さよ子(しんぐるまざあずふぉーらむ) シングル 瀬山紀子(連連影展:FAV) 高齢者 山口静子(無年金者 同盟)うてつあきこ(もやい) フリーター 栗田隆子(フリーターズフリー)
■後半 お話 堅田香緒里さん ―女性の労働と社会保障のい まとこれから―
講師プロフィール:埼玉県立大学保険医療福祉学部助教。 研究テーマ:貧困の政治、女の貧困、ベーシック・インカム。 論文:「ベーシック・インカムとフェミニスト・シティズンシ ップ―脱商品化・脱家族化の観点から」『社会福祉学』50巻 3号(2009)、「ベーシック・インカムをめぐる疑問に答える 」『週刊金曜日』741号
主催: 女性と貧困ネットワークhttp://d.hatena.ne.jp/binbowwomen/ 働く女性の全国センター(ACW2)http://acw2.org/ NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむhttp://www7.big.or.jp/~single-m/
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| 生存学 NO2 刊行 投稿者:國澤静子 2010/04/03(Sat) 14:10 No.144[返信]
主婦戦線が 村上潔さんの労作で言及されています。
70年代から今にいたる 女権・均等派の物取り志向を正面から否定した キーワード「主婦的状況」が的確に読み解かれている。
当事者として 深謝です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■目次 序 生存学は動いている
立岩 真也 「中間報告報告他」 松原 洋子 「院生たちが創る生存学」
特集1 労働、その思想地図と行動地図
1 座談会 生産/労働/分配/差別について 天田 城介+小林 勇人・齊藤 拓・橋口 昌治・村上 潔・山本 崇記 附:文献 2 橋口 昌治 「労働運動の社会運動化」と「社会運動の労働運動化」の交差――「若者の労働運動」の歴史的位置づけ 3 村上 潔 「主婦性」は切り捨てられない――女性の労働と生活の桎梏にあえて向き合う 4 山本 崇記 同和行政が提起する差別是正の政策的条件――差別と貧困を射程にした社会政策に関する予備的考察
特集2 QOLの諸相─生存の質と量
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女の起業?? 國澤静子 2010/04/09(Fri) 12:14 No.146
座談会で 「起業しちゃえば?」との言葉が 好意からでていて 相当ショッく でしたww
この立岩ゼミの俊英のなかにさえ ワークライフバランス路線のイメージがしもびよつているのです 「女の特性をいかした」隙間産業開発 の路線は均等派のサブ路線でしかないのです。榊原裕美さんが意欲にもえつつ赤子をバスのなかで授乳しつつも守りぬいた「ワーコレ」の今 ここを占めるのは ハンパに意識過剰な「有閑」主婦でしめられている。 |
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中川村HPから 投稿者:BI 2010/04/01(Thu) 00:18 No.143[返信]
ベーシック・インカム日本ネットワーク(BIJN)設立集会
2010年3月30日 曽我逸郎 http://twitter.com/itrsoga
ベーシック・インカム日本ネットワーク(BIJN)設立集会が、3月26日(金)27日(土)の両日、同志社大学を会場に開催された。私は、二日目にだけ参加した。その報告、というより、私の個人的な感想、学んだことをまとめておきたい。
同志社大学・橘木先生の挨拶の後、BI世界ネットワーク(BIEN)名誉共同議長、バース大学教授のGuy Standing氏の講演があった。印象に残ったのは、以下のような点である。
グローバリゼーションの時代、すべてが商品化され、人々は、labour(強いられた労働≠work)で余裕を失い、過剰な競争の中で追い立てられ、labourのためのskillのupgradeを常に気に掛けるなど、いつも不安であり、時間のコントロールを失っている。市民として社会に関わっていくleasure(創造的な余暇)を持てなくなっている。歴史を学ぶ余裕もなく、政治的な参加もできず、教養ある市民になることが困難になっている。
2008年以降の経済状況に対処するため、各国政府は補助金の競争をしているが、それは非効率であり、かえって不平等を拡大している。例えば、自動車購入への補助は、自動車メーカーやそこで働く労働者、購買者などには補助となるが、最も補助を必要とする階級にとっては無縁の補助だ。 現代には7つの階級がある。そのうちのひとつがプレカリアート(不安定な雇用状況にある人たち)だ。プレカリアートは、職業的アイデンティティを持つことができず、プレカリアート内部で分裂し反目しあう。結果、ポピュリストの政治家に幻惑され、ナショナリズムや排外主義に走りがちである。 また、リバタリアン・パターナリズム(libertarian paternalism)という考えが唱えられ始めているが、これは選択肢が提供され自分で選んでいるように思わせておいて、実は設計者の設計のとおりに選ばせようとするものだ。市民は操られていく。
これに対して、BIは、economic right のための運動である。BIがもたらすBasic economic security は、プレカリアートも含むすべての市民に時間のコントロールを取り戻させ、leasureを可能にし、社会や共同体に積極的に関与していく良き市民を生み出す。
これを受けて、小沢修司先生に「率直なご意見を」と水を向けられた武川正吾東京大学教授は、以下のような主旨を述べられた。
BIに対しては、私は是々非々である。BIはひとつの手段である。究極の目標ではない。BIより上位にある目的とは、生存権であり、必要とするときに必要なものが得られるセキュリティだ。良いBIと悪いBIがある。上位の目的に叶うBIと反するBIがある。悪いBIであるなら、今のあり方のほうがまだずっとましだ。 ただ、現在の、男性のフルタイム労働・完全雇用を前提とする社会保障システムは崩壊しつつあり、所得制限のない普遍主義による新たなシステムが芽生えつつあるのは確かだろう。
小沢先生からも、このような発言があった。
BIは万能ではない。過剰な期待は禁物だ。BIという考えもずいぶん知られるようになったが、最近はネオリベ的なBI論が目立つ。ネオリベ的BIを許さず、良いBIを実現していかねばならない。
以上のような流れを受けてか、というよりおそらくBIJNの意識の深さの反映であろうが、この日の議論は、単にBI実現を目指すというより、貧困問題や女性・障害者差別の問題を視野に入れつつ、ネオリベ的BIを警戒する発言が目立った。どなたの発言だったか、「BIは賃労働を否定しない。残す。労働者と資本との戦いは、BI導入後も続く」という言葉もあった。
BIは、確かに自由を強化する制度であろう。問題は、それが人の生き方を自由にするものか、あるいは、資本の側が労働力や賃金コストを気安く削減できる自由か、どちらの自由かという点だ。行政にしても、財政健全化の圧迫の下、BIを言い訳にして福祉を削り始めるかもしれない。
ネオリベの目論見を見抜き、阻止し、Guy Standing教授の言うような Basic economic securityを人々にもたらし、時間のコントロールを可能にし、良き市民を育てるBIを作り上げるためには、白崎朝子さんの発言にあったように、個の自律、しっかり考えしっかり主張して、踊らされない批判的市民であることが必要だ。
ちょっと待て。Guy Standing教授は、「BIが良き市民を生み出す」とおっしゃる。一方この日の議論では、「市民がしっかりしないとBIはネオリベに悪用される」との意見が共有された。そうすると、良いBIも自律した市民も、両方が共に相手の成立を前提としており、永久に前進できないことになるのか。
否、この集会のように、貧困問題や差別問題など時代を考察しつつ、あるべきBIを見定め、その実現を目指していくことが、両方をいっしょに手繰り寄せていくことになると思う。
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以上が私が最も考えさせられたことだ。他にもさまざまな財源の可能性に関する「BI実現を探る会」のプレゼンテーションなど、印象に残る話があった。
* BIENがナミビアである村の全員を対象に2年間BIの実験を行った。就学率や医療衛生、女性の地位など、多くの点で目覚しい効果をあげた。所得も大幅に向上した。詳細なレポートがある。(ガイ・スタンディング教授)
* 一方、イタリアとギリシャでミーンズ・テスト付きの(=資力制限のある)BIの実験をしたが、必ずしも芳しい結果ばかりではなかった。(Andrea Fumagalliパヴィア大学教授 BIイタリアネットワーク)
* BI韓国ネットワークの崔光垠氏より、BIJNとBI韓国ネットワークとが定期的に交流し、連携してアジア全域にBIを普及させよう、という呼びかけが発せられた。
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