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  去年大ヒットした『アユの物語』
Date: 2004-02-11 (Wed)
▼▽▼▽▼▽▼▽
第1話―援助交際
あっ…もう1時間はなめつづけている。ハゲあがった頭を小刻みに揺らしてクチュクチュ音を立てて、オヤジがうれしそうに言った「オイしいねアユちゃんのは」アユは、17の女子高生。かなりカワイイ。オヤジから5万くらいはとれる。最後に口で出してやると喜ぶ
「んっ」
のどの奥までどろっとしたのが出たまあこれで5万ならいっかとアユは思う。アユは悪い事とは思わない。大人は才能を売って金にしている。アユも才能を売っているだけ。おやじのよだれと自分ので、グショグショの下着をそのままはいて 外に出た。今日はヤリ友の健二のアパートに泊まる。アパートの近くで小さなおばあちゃんが掃除をしていたふと、そのおばあちゃんと目が合った。なんかカワイイ目をしている。アユの口から自然と「たるくない」と言葉がでた。アユの口癖だ。おばあちゃんは意味が分からないのか、にっこり笑って、また掃除をし始めた。それが、アユが初めておばあちゃんに会った日のことだった。このときアユは、この出会いがアユのことを大きく変えるとは気づくはずもなかった・・・・

第2話 DeepLove
灯りの消えた暗い部屋。健二はまだ帰っていない。渋谷でホストをやっている健二は、今年21、店では人気があるらしい。クラブでナンパされたのがきっかけだった。
「家、どこ?送ってくよ」
『家?そんなのないよ』
「泊まる場所あんの?」
『ない』
そのまま泊めても
らい、代わりにタダでやらせた。それ以来、行く場所のないときは、ここで寝るようになった。アユには、こんな関係が楽だった。恋だの愛だの、吠える奴はたるい。愛なんて、アユには必要のない言葉だった。ドアが開いて、健二が帰ってきた。
「来てたの?」
『うん。帰るとこないから』
家には、もう何ヶ月も帰っていない。帰るつもりもなかった。アユの制服を見ていきなりスカートの中に手を入れてきた。アユはテレビを見たまま、勝手にやらせている汚れたパンツを見て健二が言った。
「やってきたろう?」
『うん』
「誰と?」
『いいじゃん』
「じゃ、オレにもさせろよ!ローターがある」
『いいよ』
アユの汚れたパンツを下ろしローターに唾をたっぷりつけ、入れたり出したり・・・エッチな音がし始めた。やらしい液
が足をツタって、流れ出る。
『あっ・・・イクっ!』
いつもふりをするだけ。本当にイッタことなど一度もなかった。健二のアツイのが入ってきた。

第3話 DeepLove
目を覚ますと、健二は横でまだ寝ている。さすがにアソコがヒリヒリする。シャワーを浴びて、久しぶりに学校へ行くことにした。アユは商業高校に通っている。中学時代、成績はトップクラスだった。特別、勉強しなくても、いつもテストの点はよかった。誰もが進学校に行くと思っていた。
「本当に商業でいいのか?」
『うん』
「もったいないと思うがねえ・・」
担任はしつこく言っていた。その学校を選んだのは、ろくに出席しなくても卒業できると聞いたからだ。学校は、たるい、と思っている。外に出た。もう昼だ。少し行くと、昨日のおばあちゃんがいた。「こんにちは」おばあちゃんはにっこり笑って言った。
『・・こんちわ』
「学校?」
『うん』
「頑張ってね」
『えっ?・・・うん』
おばあちゃんは、戸惑いながら答えるアユに笑いかけた。それからしゃがみこんで、何かを土に埋め始めた
『何してんの?』
ふだんは人見知りの激しいアユだったが、このおばあちゃんには話しやすかった。「花の種よ。きれいな花が咲くのよ」カワイイ目をして笑った。
『自分で育てんの?』
「そうよ」
『買えばいいじゃん』
あばあちゃんは笑って、こう訊いた。
「名前は?」
『アユ』
「そう・・・咲いたら、アユちゃん
にあげようね」
『・・・』
「学校、行かなくて平気?」
『うん・・行く』
「頑張ってね」
おばあちゃんに言われ、アユは思った。何を頑張るんだろう?・・・でも、聞かずに、バイバイと手を振って、学校に向かった。

第4話 DeepLove
アユは学校には友達がいない。友達なんていらない、と思っている。ただ一緒にいるだけなら、街で会う奴らで十分だった。楽しくないのに気を遣って笑い、タレントや男の話、いつも同じ話の繰り返し。何かといえば友情とか言う・・・たるい奴ら、そう思う。クラスのみんなも
「冷めた、怖い子」
と思い、近づこうとしない。しかし、そんな中で一人だけ、何かと声をかけてくる奴がいた。それがレイナだった。レイナは惚れやすいタイプなのか、クラスの誰かの男を取ったとかで、ほぼ全員にハブられていた。クラス中がシカトに加わる中で、アユだけは別だった。それ以来、アユが学校にいるときは、くっつい
てくるようになった。最初、うざい、と思ったアユだが、今では何となく一緒にいるようになった。レイナの口癖は、言葉の最初に「バリ」をつけることだった。バリうまい、バリたるいとか。こいつには最上級しかない。久しぶりに登校したアユに気づき、レイナが声をかけてきた。
「バリおっはー」
何か違わないか?・・そんな気がしたがうなずいた。
「アユ、バリ遅い
じゃん」
『そっか
あ?』
「うん。ねえ、アユのバリ好きなパン、バリ買っておいたよ」
『あんがと』
ほら、とレイナは
、同じパンを10個ほど差し出した。これにはアユもあきれて笑った。ふだんは感情を出さないが、笑うと花のようにカワイイ!、とレイナは思う。本人はアユのこの顔が見たくてやっているのだが、アユには「変わった奴」だった。ワザとなのか、それとも素なのか?・・・まあ、とにかくこういう奴だ。

第5話 DeepLove
アユはいつも無表情だった。感情を外に出さない、というより、表現の仕方がわからないのかも知れなかった。ほとんど無言でじっと見つめるアユの視線に、誰もが話しかけづらい。しかし、レイナだけは別のようだった。アユが黙っていても、関係なく話しかけてくる。今日もレイナがしつこく言うので、渋谷のマルキュウに行くことになった。アユはふだんは、お姉さん系だ。最近は「J&R」を着ている。淡いピンクの膝丈のスカートをはいて、色も派手なのよりシンプルなものが好き。制服のときと違って、ときどき女でもドキッとするほど、大人っぽいときがある。髪は何もしなくてもブロンドっぽい。今はロングにしている肌は、前は焼いていたのだが、今は透き通るように白い。17とは思えないほどスタイルも良かった。足が細く長い。ふくらはぎから太腿にかけて、太さが全く変わらない。こうして歩いていても、オヤジ達の視線が、体に絡みついてくる。マルキュウを出ると、すぐにデブのオヤジが近づいてきた。
「二人で5万、どう?」
振り返って見ると、レイナがうなずいた。
『10万ならいいよ』
レイナは初めてだったが、金もなかったし、アユと一緒ならいい、と思っていた。
「うーん。8万でどう?」
『10万だよ』
「わかった。10万でいいよ。その代わりサービスしてよ」
ホテルに向かって歩き出した。


第6話 DeepLove
部屋に入るとすぐ、オヤジは二人をベッドに座らせて言った。
「二人とも、アレ見せてよ。きれいなの?」
レイナは初めてなので、もじもじしていたが、アユがパッと脱いだので、自分も脱いだ。
「開いて見せて」
アユの白くきれいな脚が開いた。オヤジの目が釘づけになる。
「ピンクだね!指で開いて見せて」
オヤジは自分のモノをいじりながら近づき、アユのアソコに顔を擦り寄せる。アユのあそこにオヤジの脂ぎった息がかかった。それを見て、レイナは感じ始めてしまった。ハン、と鼻を鳴らすと、今度はレイナのあそこに顔を移して、じっくり見つめた。
「もう濡れてるね・・・生きててよかった」
アユは思う、Hなんて一瞬のこと、その一瞬のためにオヤジは必死になり、金を払う。いいか悪いかなんて、深く考えない。ただ時代に流されているだけ。
「今度は胸を見せて」
アユがブラを外すと、白くて大きいきれいな胸がこぼれ、ピンクの乳首が揺れた。我慢できずにしゃぶりついたオヤジは、まるで子供のように、アユの乳首を無心で舐め続けている。脂ぎった舌がアユの乳首に絡みつく。よだれがアユの体をつたって流れていく。

第7話 DeepLove
ピチャッ、ピチャッ・・・いやらしい音を聞いて、レイナはもっと感じてきたらしく、気がつくと自分でやり始めていた。オヤジはアユの体中を必死に舐め回している。
「全部、舐めてあげるね」
オヤジの舌が、脇の下から足の指まで這いずり回った。
「おいしいよ」
最後にアユの大事なところに舌が入った。一瞬、アユがのけぞった。レイナはますます興奮して、自分の指の動きを早める。オヤジはそれに気づき、うれしそうに言った。
「そうか、感じてるな!よし、こっち来て、しゃぶりな!」
汚いモノを差し出す。自分はアユをしゃぶりながら、レイナにくわえさせた。
「じゃ、俺が寝るから、顔の上にしゃがんで」
そう言って、仰向けに寝転んだ。言われた通り、アユは上からしゃがみこんで、オヤジの顔にアソコを押つけてやった。オヤジは寝転んだまま舌を使い、だらしなく伸ばした下半身はレイナにしゃぶらせている。レイナはいつの間にか本気で感じ始めて、この際、こんなオヤジでもいい、そう思ったのか、汚いモノの上に腰を沈めて、自分からオヤジのモノを入れた。
「アッ・・・」
「ウ・・ンッ!」
レイナの声とオヤジの声が交差した。レイナは激しく腰を振り、オヤジはアユを舐め続け
る。オヤジの体が、びくっと硬直した瞬間、アユはレイナを突き飛ばした。レイナから外れたオヤジのモノが、汚い液体を撒き散らした。金をもらい、外に出た。
「アユ、ありがとう。」
アユは何も言わず歩き出した。


第8話 DeepLove
レイナと別れ、健二の部屋に向かう途中、アユはふと足を止めた。あのおばあちゃんの家の前。花壇を見た。まだ花は咲いていない。立ち止まって見るアユに気づいて、おばあちゃんが表に出てきた。
「こんばんわ」
『うん・・・やっぱ、咲かないね』
「まいたばかりだから、そのうち咲くわよ」
『・・』
「何で、そう思うの?」
『こんな汚い街じゃ、咲かないよ・・・きっと』
おばあちゃんは少し悲しそうな目をしたが、すぐに笑顔に戻って言った
「こんな汚い街でも、咲くのよ。頑張れば、咲くの」
『・・・』
「また、見に来てね!」
『うん・・・』
力なくうなずいて、おばあちゃんと別れた。健二の部屋に着くと、カギが開いていた。中に入ると女の喘ぎ声が聞こえた。いつものことだった。客を連れ込んでサービスしてる。これも仕事のうちだ、と健二が言っていた。少しだけ開いたドアから、中が見えた。30くらいのオバさんが、健二のモノにしゃぶりついていた。
「もっと、頂戴っ!」
きっと家に帰れば偉そうに「母親」しているんだろう。それがここでは、母親の顔を捨てて、セガムように男のアレをシゴイている。アユは外に出た。こんなときはいつも、近くの公園で時間をつぶす。ベンチに座って遠くを見つめる。ガキが狂ってるのか?いや、大人が狂っているのだ!・・・アユにはどちらでもいいことだった。

第9話 DeepLove
公園のベンチで座っていると、ガサガサ、妙な音がした。見回すと、後ろにダンボールの箱があり、音はそこからしたようだ
。ガサガサ・・・箱が小さく揺れる。中を覗くと、小さな子犬が震えていた。
『どうしたの?』
子犬はただ震えているだけで、声ひとつ上げない。
『捨てられたの?』
このやせこけた犬は、ずっとここに置かれていたんだろう。箱の中には、犬の糞とカラカラになったパンのようなものが置いてある。思わず抱き上げようとした時、ふと、小さい頃の記憶がよみがえった。
「どうせ飼えないなら、優しくしちゃだめだよ。犬が期待してしまうからね」
いつか誰かに言われたセリフだ。アユは手を止めた。
「ごめんね。私も大人に、金で飼われているからね…ダメなんだよ」
子犬はうるんだ瞳で、震えながらアユを見つめている。吠える様子は全くない。そうする力もないほど弱っているのか。ダンボールの上に「パオ」と書いてあった。
「パオ・・これ、あんたの名前?」
呼びかけても見つめるだけ。
「パオ!・・・吠えなきゃ、誰も気がつかないよ!・・・わかる?」
力なくシッポを振るだけだった。
「ごめんね・・・パオ。元気でね」心配だったが、今のアユに飼えるはずもなかった。その時・・・

第10話 DeepLove
ガサっと音がして、振り向くと、パオが最後の力を振り絞るように、ダンボールから顔をしている。パオの開いた口を見た瞬間、
「あっ!」
思わずアユは叫んだ。舌が切れている。ナイフで切り落とされたようで、途中から半分な
くなっている。吠えなかったのではない、吠えられなかったのだ。
「ど、どうしたの?」
アユは駆け寄ってパオを抱き上げた。骨と皮だけの体は軽かった。
「誰かにやられたの?」
震えながら、切れた舌で、アユの指を舐め始めた。
「だめ!痛いんだから、舐めなくてもいいの!」
まるで母親のようにアユは抱きしめた。しばらくすると、パオの震えが止まった。安心したのか、アユの腕の中で眠り始めた
「どうしよう・」
アユは独り言のように呟いた。ふと、おばあちゃんの顔が浮かんだ。今、頼めるのはおばあちゃんしかいない、と訳もなく思い、パオ抱いたまま、すぐ家に向かった。玄関に立つと、おばあちゃんは、すぐに出てきた。アユの腕に抱かれた子犬に気づいて
「どうしたの?」
『これ・・・』
「拾ったの?」
『うん・・・』
おばあちゃんも、パオの半分しかない舌に気づいて言った。
「どうしたの?」
『誰かにやられたんだよ!』
「かわいそうに」
おばちゃんは、パオを抱きしめた。しわしわの目から、大きな大きな涙がこぼれ落ちた。涙はこんなとき流すものなんだ、とアユは思った。

第11話 DeepLove
「おばあちゃん・・・」
アユが言いかけると、全てを悟ったように、おばあちゃんが言った。
「いいわよ。私が飼ってあげるね」
『うん!』
アユが花のような笑顔をみせた。
「でも、一つだけお願いがあるの。私は足が悪くてね、散歩ができないのよ」
アユはすぐ、私がやる、と言った。そう言えば、おばあちゃんはいつも足を引きずって歩いていた。
「哺乳瓶と牛乳を買ってきてくれる
?」
『うん』
アユは近くのスーパーに走った。おばあちゃんは牛乳を温め、哺乳瓶でパオにミルクを飲ませ始めた。
『飲んでる!』
アユがうれしそうに言った。よく見ると、パオの目から涙がこぼれ落ちていた。
『泣いてるの?もう大丈夫だよ!・・・もう、一人じゃないんだからね』
自分にも言うように話しかけた。今度、散歩に来るね、と言って、健二の部屋に戻った。玄関を開けると、さっきの客が出てきた。女はアユを見て言った。
「あんたはイイね!いつも健二のくわえてるんでしょう?」
返事をせず、黙っていると、親が心配してるよ!・・・そう言って出ていった。部屋に入ると、健二は注射を打っていた。
「おう!アユ、お前もやっか?」
『いいよ』
「やれよ、もう一発やろうぜ!」
アユの腕を押さえつけ、針を入れた

第12話 DeepLove
すぐに薬が回りはじめた。五感が研ぎ澄まされ、体の力が抜けていった。健二の手が胸に伸び、少し乳首に触れただけで体中に電気が走った。
「ババアの相手は疲れるぜ!それに比べて、アユ・・・お前の体は絶品だよ」
アユの耳にはもう健二の言葉は入らなかった。健二がアユの耳を舐め始めると、クチュクチュ、いやらしい音が頭中を駆け巡った。健二の手がアユの大事な場所に入る。
「すげーっ、グショグショだぜ!」
『あっ、あっ・』
いつもとは比べものにならないほど、アユは感じていた。初めてイケルかも・・・と、アユは思った。自分のアソコから、ドクドクと音を立てて、とめどなくあふれ出るように感じる。
「アユ・・・アユ・・・」
健二もクスリが回ってきたらしく、うわ言のように言いながら、アユの中に入ってきた。注射を探し、アユのアソコに直接刺した。
『だめ・・・』
言葉では拒んでみたが、もう抵抗す
る力も出ない。敏感な部分が、ピク
ピクとけいれんするように波打った。体の芯から一気に噴き出した。イケルかも!
――その時、健二がアユのお腹の上
に、ドロドロの液体を吐き出した。イケなかった・・アユが、自分がイケない本当の理由を、他人に話すことは一生ないだろう!そう、あのことだけは・・・

第13話DeepLove
モウロウとする意識の中で、アユは考えていた。パオは舌を切られたとき、どう思ったんだろう・・・ただ、じっと、あの小さな箱の中で、震えていたんだ・・・もう人を信じることも・・・おばあちゃん・・・あの涙・・・人ってあんなキレイな涙、流すんだ・・・もうどれくらい、泣いてないだろう・・・気がつくと、もう朝になっていた。支度をして外に出た。パオに会うため、おばあちゃんの家に急いだ。初めて楽しみを見つけた子供のように、わくわくしていた。おばあちゃんの家に着いた。いつもなら気がついて出てくるのに、今日はなかなか姿を見せない。玄関を開けて中に入る。おばあちゃんの家に入るのは、これが始めてだった。
うっすらと線香の匂いがしている。嫌な予感がして、アユは大声で呼んだ。
『おばあちゃん!』
おばあちゃんがパオを抱いて出てきた。腕の中でぐったりしている。いつものカワイイ笑顔はなかった。恐る恐るアユは聞いた。
『どうしたの?死んじゃったの?』
「ううん。でも、元気がないの」
『だって、昨日、ミルク飲んでたじゃん』
「そうなんだけど・・・」
のぞき込むと、パオはやせこけた体全体で、苦しそうに呼吸をしている。つぶった目の周りに、涙の跡が残っていた。
『死んじゃうの?』
おばあちゃんも涙ぐみながら話しかけた。
「死んじゃだめよ、パオ・・・」
傷ついた体で、それでもパオは生きようと、必死で戦っていた。


第14話 DeepLove
苦しそうにするパオを、おばあちゃんは優しくさすっている。アユがポツリと言った。
『こんなに苦しむなら、死んだ方がいいかも・・・』
おばあちゃんは、しばらく黙っていたが、やがて聞き返した。
「何で?」
『だって、こんな腐った世界・・』
あばあちゃんは、全てを悟ったようにうなずくと、黙ってアユを見つめた。その沈黙は優しく、アユをいたわるように包みこんでいた。おばあちゃんは、そこらのバカな大人と違って、聞いたふうなことを言ったりしなかった。中3のとき、進路面接で担任に言われた。
「アユ、将来のことしっかり考えなきゃだめだぞ!」
『・・・』
「アユは、何がしたいんだ?」
『別に・・・』
「何できちんと答えられないんだ」
『タルイ・・・』
「お前、何のために生きてんだ!」
『・・・』
「聞いてるのか」
『じゃあ、先生は何のために生きてるの?』
担任は一瞬たじろいだが、すぐに言った。
「幸せになるためじゃないか」
『・・・』
アユは内心思った。生きる意味なんて誰も知らない・・・わかったふりをして、常識というヨロイを着て生きているだけ、わかったようなことを言う大人はウザイ、生きることに意味なんてない・・・。アユは黙って席を立った。
「アユ、それじゃ幸せになれないぞ!」
担任が叫んだ。アユは一瞬立ち止まり、そして言った
『幸せって、何?ならなきゃいけないの?』
担任には、もうそれ以上、言葉がなかった。


第15話 DeepLove
おばあちゃんは、言葉だけのバカな大人とは違っていた。それを、おばあちゃんが意識しているか、アユが感じ取っているかはわからないが、アユはこのおばあちゃんだけには、少し心を開いているようだった。
「でも・・・パオは幸せね」
『えっ、何で?』
「だって、心配してくれる人がいるんだから」
『・・・』
しばらくして、アユはおばあちゃんに聞いた。
『さっき・・・何で泣いたの?』
おばあちゃんは少し驚いた顔をしたが、すぐ言った。
「命が粗末にされるのが悲しいからよ」
『そう・・・』
アユは、おばあちゃんの言葉の意味が、いまいち理解できないでいた。そんな当たり前の感覚が欠落しているのかも知れなかった。
『死ぬのは・・・悲しいこと?』
アユにとって、死はたいしたことではなかった。死んだら終わり、その先はない。ただそれだけ・・・どうせ生きいたって、悲しみも喜びも感じないのだから、いつ死んでも同じ、そう思っていた。
「パオが死んだら悲しいでしょ?」
『うん・・・』
「そういうものよ」
その時、パオの体が少し動き、口を開いた。切れた舌が、ダランと垂れ下がった。おばあちゃんとアユの声が部屋に響いた!
『パオ!パオ!』

第16話 DeepLove
朝日がまぶしくて目が覚めた。昨日は、おばあちゃんの家に泊まった。庭の花壇に目をやると、何か緑色のものが見える。おばあちゃんがまいた種・・・確かめ
ようと花壇にいくと、確かに、小さな芽が顔を出して
いる。すぐに伝えようと、アユは庭からおばあちゃんを呼んだ。
『おばあちゃん、おばあちゃん早く!』
おばあちゃんはパオを抱いて出てきた。
「どうしたの?」
『芽が出てるよ!』
「そう・・・じゃ、パオにも見せてあげなきゃね」
おばあちゃんは花壇に近づいて、パオの顔を芽に寄せた。芽についた朝露を、ペロッと切れた舌で舐めたパオは二人の言葉が届いたように、夜遅くなってから意識を取り戻していた。一晩たって、少し落ち着いたように見える。
『のど、渇いてんじゃない?』
「そうね。ミルク飲ませてあげようか」
『うん』
アユが哺乳瓶を持ってきてパオの口に入れると、おいしいそうに飲み始めた。
『飲んでる、飲んでる!』
アユが笑った。小さな芽と傷ついた子犬・・・二つの小さな命を目にして、アユが何を感じとったかはわか
らないが、その弾むような笑顔を見て、おばあちゃんは目を潤ませた。
『おばあちゃん、泣いてんの?』
「うれしいのよ」
『そっか!よかったね助かって!』
「・・・そうね」
無邪気にはしゃぐアユを、まるで自分の子供のように感じ始めていた
「今日は学校行かないの?」
『行くよ。終業式だから』
「ごはん食べていきなさい」
『えっ?・・・うん』
朝ごはんなど、最近、食べていなかった。




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