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毛細血管から血液成分が染み出て組織に栄養を与えることは、以前に言いました(毛細血管の項)が、その染み出た液体成分を回収するシステムが体には存在します。それがリンパ系システムと言われるもので、リンパ管という血管とは異なる管が全身に広がっています。その中を流れている液体をリンパ液といいます。 |
血液が固まるのは、不思議ですね。この機構は大変複雑です。たくさんの凝固因子と言われるものが関与して、フィブリノーゲンがフィブリンとなり多くの血球と絡み凝固します。 |
血液の無形成分を血漿といいます。採血して試験管に容れ30分位放置しておくと、血液が凝固しますが、それを遠心しますと、上清に黄色い透明な液が得られます。これが血清です。血清は血漿から繊維素(フィブリノーゲン)が除かれたものです。血管中では、血液は凝固していませんから繊維素を含んでいるので血漿と呼ばれます。病院で採血された時あるいは健康診断で採血された時、たいがい3本の試験管に血液が入れられます。1本は、有形成分である赤血球や白血球の数を検査したり、血球の形を観察するためのもので、血液が凝固するのを防ぐ物質が入っています。なので、血液を入れるとすぐに混和していますね。もう1本は、血液中の糖分測定のためで、採血後糖が分解しないための物質が入っています。やはり血液を入れると混和します。そして3本目には、残りの血液を入れますが、こちらは混和しません。この試験管には白いものが入っているのが見えますが、これは血液が凝固した後きれいに血清を分離するためのものです。この血清を使用していろいろな検査が行われます。 |
血小板は止血にとって重要な血液成分です。血管が破れて血液が血管外に出ているところを血小板が見つけると、その傷口にへばりつき(粘着能があるといいます)、他の血小板とともにかたまりになっていきます(これを凝集能といいます)。そして血小板がもっている顆粒を放出して傷口附近の血液を固まらせます。そうしてできたのが「かさぶた」なのです。 |
血小板は大変に小さく、1〜4μmです。元の細胞(巨核球といいます)の一部がちぎれてできたもので、核はありませんし、形も不定形です。しかし、血が出るのを止めたり、血が固まるのに大いに働く大事なものです。数は1μl中に20万〜40万個あります。 |
白血球にも型があるのです。HLA(Human Leukocyte Antigen:ヒト白血球抗原)のことを指します。血球成分では白血球以外に血小板にもあります。(赤血球にはありません) |
白血球の寿命は、白血球の種類によって異なります。リンパ球では4〜6ケ月のものと2〜3日のものがあります。寿命の長いリンパ球はTリンパ球と呼ばれています。短いのはBリンパ球と呼ばれています。リンパ球以外の白血球は概ね2週間くらいです。 |
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